【インプラント専門ブログ】「ひみこの歯がいーぜ」の<の>
前回に続いて「ひみこの歯がいーぜ」の一つ一つを見て行きましょう。
今回は「の」脳の発達 です。
よく噛む運動は脳細胞の動きを活発化します。
噛むと歯の根の周りのセンサー(歯根膜)や顎を動かす筋肉にあるセンサーが
脳へ運動刺激を伝えます。

運動刺激とは自分で触ったり身体を動かすことによって
脳に伝わる刺激のことです。
噛むことによる運動刺激は、脳が受ける一日の運動刺激の
約50%を占めるほどだと言われています。
この運動刺激は子どもの脳の発達を促し、大人になったら
認知症の予防にもなります。
自分の歯でしっかり噛むことは脳を発達、活性化し、
老化も防いでいるわけです。

また、よくかむことは脳の血流量を増やします。
脳への血流、という観点からすれば、アゴはいわば「ポンプ」。
ガムを噛んだときに眠気が覚めるのは、噛むことによって
脳にたくさんの血が送り込まれるからです。

流動食しか食べられないお年寄りが認知症になるケースが多いのは、
アゴを動かす回数が少ないことが大きな要因の一つだと言われます。
実際に、歯をたくさん残しているお年寄りは元気で、医者いらずの日々を
送っておられます。

よく噛んで脳も元気いっぱいに!大切な歯を守り、よく噛んで過ごしましょう。